異国での育児日記

【第16回】1歳の誕生日

1999年9月1日

7月末からママと子供達は日本に帰国し、8月28日、星奈はめでたく1才の誕生日を迎えた。3日後にパパの実家でお祝いをする事になっていたので、この日はただ「おめでとう!」と言って、小さいケーキを買って食べただけだった。

そして9月1日、車でママの実家がある宇都宮からパパの実家の八街へと向かう。今回は、ママのお母さんと妹も一緒である。お昼過ぎに出発し、途中2度ほど休憩を取りながら、約4時間後に到着。着いてすぐに、予約しておいたバースデーケーキを取りに行く。ろうそくは1本だけ。かわいい。家ではパパのお母さんが、食べきれないほどのご馳走を作って待っていてくれた。いつもすみません。親の私より張り切ってくれて。。。

さて食事の前に、まず本日の目玉。星奈にやってもらうことがある。それは何かというと、「一升餅を背負う」のである。この地域の風習なのかよく知らないが、元紀の1才の誕生日もこれをやった。お餅は、店に注文して作ってもらったもので、直径30センチ位あり、結構重い。これを1才になったばかりの子供に背負わせるなんて、ちょっとかわいそう。いくら健やかな成長を願ってのことでも、本人はありがた迷惑だろうな・・・などと思いつつ、さっそく背中にくくりつけてみる。逃げまどう星奈にやっとこさ付けても、重くて立てない。嫌がってはずしてしまう。

そうして悪戦苦闘を続けるうちに、突然ひょいと立って2、3歩勢い良く歩いて、勢い良く転んだ。ほんの一瞬の出来事だったが、「わーっ、歩いた!」と一同拍手喝采。これにて本日の儀式は無事終了となる。星奈、頑張ったね!

食後は、お兄ちゃんが「Happy birthday to you」を2番まで歌ってくれて(ちなみに2番の歌詞は「How old are you now?」である)、みんなでケーキを食べた。星奈もいっぱい食べた。パパがいないのは残念だったけど、賑やかな誕生会の夜だった。

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