異国でのCカード取得(Diving)日記

8回目(1998年3月10日)


日曜日の海洋実習の余韻も冷めぬまま、今日は最後の学科講習と遂に学科試験

まずは残っていた第4章。深度、潜水時間がDiverの体に及ぼす影響、主に窒素酔い減圧症

 空気中に約80%含まれている窒素は、陸上では体に影響を及ぼさないが、Divingにおいて水深30mを超えると、窒素ガスの麻酔作用が現れ、酒に酔ったような状態になる事がある。このような状態を窒素酔いと言う。窒素酔いになると左右の方向感覚が無くなって更に深く潜ってしまったり、レギュレーターを口から外してしまったりする。30mを超えるようなDivingプランは極力たてない、出来れば20m以内が安全。

 次に減圧症ですが、陸上で体内には約1リットルの窒素がとけ込んでいるが、圧力が高くなると更に多くの窒素がとけ込む。水深10mでは約1リットル、20mでは2リットルの余分な窒素がとけ込む。通常は浮上するときに圧力が減少するので余分な窒素は排出されるが、浮上の速度が速すぎると窒素が充分に排出されず、体内で気泡を作ってしまう。これを減圧症といい、人の体に気泡が発生すると間接や脳に回り痛みや痒みを感じるようになってしまう。これを防ぐための安全な浮上方法(深度と潜水時間の関係)を表したのがダイビング・テーブルである。この表に従って、無理のないダイビング・プランを立てることが重要。(でも、表の理解に関して結構こんがらがった。。。余裕が出てきたら自動的に計算してくれるダイビング・コンピューターを買った方がいいかも知れない。)

 講習の後、いよいよ学科試験。四捨択一のマークシート問題だったが、内容よりもまず英語が解らない。。。今までのJeffの講義にて、Scubaをするうえでの基礎知識は覚えているのだが、こういったテストになると如何せん専門用語が多い。。。Zaurusの辞書を引き引き悪戦苦闘。。。内容は簡単かと思ったら、日本の自動車免許の学科試験のように引っかけ問題も多くあった。例えば、

  【問題】潜水していく中で、耳や目に圧力や痛みを感じたらどう対処するか。
  【回答群】  1. 唾を呑む。
         2. 顎を動かす。
         3. 鼻を押さえて耳から息を出す。
         4. 上の3つのどれでもいい。
正しい答えは4.であるが、きっと慌てている人で1.の方法をよく使う人は1.を選んでしまうだろう。。。

 終わったときに自信は全く無かったが、50問中41問正解で合格ラインの75点はクリアした。これで晴れてOpen Water Diverの仲間入りをすることが出来た。Cカードが来るのは1ヶ月くらい先のよう。

 さて先日購入したウェットスーツ等の支払いをしました。日本の値段と比べて高いか安いかよく解りませんが、以下のようになりました。

  フィン:     IDEA 3            RM254
  ウェットスーツ: 1.5mm Neoprene (U.S.Divers)  RM438
  グローブ:    (U.S.Divers)         RM 70
  バッグ:     Equipment Bag (U.S.Divers)  RM151
  ログブック:   SSI純正            RM150
  Dive Table:   SSI純正            RM 40
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           合計             RM1103

次回はいよいよ最後、2回目の海洋実習



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