RAMの増設


 iBookに標準で積まれているメモリー(RAM)は32MB。MacOSの場合、OSだけで20MB以上使ってしまうので、この状態だとアプリケーションを2つか3つ同時に立ち上げただけでいっぱいになり、仮想メモリーをONにしておくとHDDへのアクセスが頻繁になり、体感速度もとっても遅くなってしまう。という事で、早速メモリーを増設した。

 iBookのメモリーはクロック周波数66MHzで動作するSDRAM。ロジックボード上に直付けになっている32MBの他に、1基のSO-DIMMスロット上にSDRAMメモリーモジュールを追加し、最大160MB(128MB追加時)までメインメモリーを搭載できる。メモリーの高さ制限は1.25インチまで。

 という事で、早速KLの街をiBook用のメモリーを探しに行く。Jaya Juscoの中のMacを扱っているお店には在庫が無く、一番ありそうなサンウェイ・ピラミッドの中のお店で、Kingston製の64MBのメモリーモジュールを購入した。本当は128MBが欲しかったのだが、64MBがRM580に対し128MBはRM1,600、しかも在庫無し。今回はiMacと同じように64MBを追加することにした。
 iBookのメモリー増設は、今までのPowerBookとは違って非常に簡単である。簡単に外れるキーボードを外し、Airportカードが入る場所の下に隠れているSO-DIMMスロットに差し込むだけ。Macお決まりのトルクスルレンチも使う必要がなく、一般的なプラスドライバー1本で出来てしまう。方針の転換か。

 メモリーを増設するにあたり、まずはバッテリーを外す。コインで2カ所あるロックを外すと、リチウムイオンバッテリーも簡単に外れる。

 キーボードを外すには特に工具は必要なく、Fキーの並びに3カ所あるラッチをずらすと簡単に外れる。

 Airportカードが入る部分のふたを外す。一般的なプラスドライバーでビス2本を外す。

 後はスロットにメモリーモジュールを差し込むだけ。

 以上、ここまでたったの10分足らずでしたが、これで私のiBookも96MBのメインメモリーになりました。やっとPowerPC G3の速さが味わえます。


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