マレーシアンTips(その9)

※ここに出てくる私は、Tomではありません。【簡単マレー語講座】を運営している岡田さんです。

161. チャイナタウン

KLにチャイナタウンと呼ばれる地区がありますがガイドブックにはやはりチャイナタウンと書いてあります。ですが地元KLの人達はペタリンストリートと呼ぶ場合が多いです。そして大元の華人達はここをチーチョンカイと呼んでいます。漢字で書くと「茨廠街」です。このチーチョンカイにものすごく流行ってる福建麺(ホッケンミー)の店があり調理を始めてから皿に盛り付けて中華鍋を洗い終わるまでのワンサイクルを3分でこなしています。一回で3人前から5人前を調理してまして、夜の8時から翌1時まではフル稼働で調理してます。計算すると一時間で80人分、それが5時間で400人分になりますが稼働率80%で一日当り320人分になります。一人前がRM4.0なので一日の売上がRM1,280、日曜祝日も休み無く営業してるので一月の売上がRM38,400になります。従業員の給料や仕入れ代金を引いてもかなりの額が利益として残ります。ここのオーナーはどんな人か知りませんが、店では汚い格好をしてても間違い無くベンツを乗ってると思います。

162. 円高

皆さんもご存知のように円高です。マレーシアの通貨リンギットに対しても日本円が強く過去最高値を更新してます。過去の最高値は米ドルに対して80円を切った時がありましたがそのときに¥100=RM3.5でした、昨日のブキットビンタンプラザ(スンガイワンプラザの隣、棟続きです 略称はBB Plaza)の両替屋の日本円をマレーシアリンギットに交換するレートは¥100=RM35.8でした。RM1=¥27.9です。今年の春先が確かRM1=¥32〜¥33くらいでしたからすごいものです。ルイヴィトン製品は日本より二割くらい安いですが、この円高でさらにお買い得になります。ブランド品は周辺諸国に比べてもマレーシアのほうが安いです。

163. 語彙

何かの本に書いてあったのですがマレー語は語彙を2,000語ほど覚えると通常会話の95%を理解できるそうです、フランス語の場合だと4,000語だそうです、そして我々の日本語は20,000語を覚えないと通常会話の95%を理解できないそうです。自慢じゃないですが20,000語もの単語が頭の中に入ってるかどうか自信ないです。

164. 魚釣り

土曜日の夜に魚釣りに行ってきましたというより釣りのお伴に行ってきました。場所はKLからセレンバンハイウェイのSg.Besiの料金所に行く途中の左手にMint Hotelというのがありまして、そこの裏手というか脇にあります。見かけは普通の釣堀なんですがなぜか海の魚を釣ることができる釣堀です。地図を見ればお判りのようにこの場所は海沿いではなく内陸にあります。淡水に海水の素を入れて無理やり海水にしてるようです。釣れる魚はサカップと呼ばれるよく中華レストランの魚料理にでてくる魚です。体長は40〜50cmぐらいで大きいものは重量が4kgを超えるものが釣れます。釣った魚の重量の新記録がでると釣堀会社からRM1,000ぐらいの賞金がでます。23時ぐらいから翌3時まで釣堀にいましたがマレーシアの夜は以外に冷えます、Tシャツ一枚では肌寒いです。釣りの成果は連れがサカップを二匹釣りまして、釣った魚を持ち帰ることができますが面倒くさいので隣にいた知らない人にあげて帰りました。たぶんその知らない人の家では日曜日の夕飯のおかずはサカップ料理で、一匹は自分でもう一匹はその人の知り合いにおすそ分けしたと思います。釣堀は24時間営業で、料金は3時間でRM30で、それ以降超過分は1時間RM10です、この料金は釣りをする人の料金で見物人は無料で釣堀内に入ることができます。なので家族で涼みに来りとかアベックのデートスポットにもなっています。で、この家族連れですが3歳やそこらの幼児なんかも平気で連れ歩いてます、夜中の2時とか3時です。釣堀に限ったことではありませんが、マレーシアでは真夜中に親に連れられた子供がそのへんでうろちょろしてるのをよく見かけます。私は両親から子供は早く寝なさいと教育されてましたので、この親達を見ると?と!です。

165. 駐車違反

いやーまた駐車違反でサマン(違反切符)をきられてしまいました。このマレー語講座の準備をするためにほぼ毎日KLのMelia Hotelに行ってるんですが、パーキングを利用すると駐車料金だけでも馬鹿にならないのでいつも近場の取り締まりの来ないところに路上駐車してました。ところが昨日は取り締まりに遭ってしまいワイパーにサマンがはさんでありました。今後のこともあるので仕方なく駐車料金が1回RM2.0のところを見つけて月極契約をすることにしました。交渉は日本人とばれないよう(ばれると高くなる可能性があるため)マレー語を使うことにしました。そこでの実会話を
紹介します。
Boss, Saya datang sini setiap hari. satu kali dua ringgit, satu bulan enampuluh ringgit. so bolehkah diskaunt ?
何を言ってるかというと「俺は毎日ここに来るんだが、一回RM2.0で一月でRM60.0になる。ディスカウントはできるか?」です。こんなもんでちゃんと通じました、それもおもいっきりカタカナマレー語発音です。結局一月間RM45.0で時間無制限回数無制限になりました、そして私が日本人であることもばれませんでした。このことを私のマレー語の先生Kent Leeに話したら一月でRM45.0ならリーズナブルプライスだと言ってました。マレーシアでは英語も大事ですがマレー語が話せるようになるとむしろ英語より楽だなと感じてる今日この頃です。日々是練習、継続は力なりです。もうひとつちなみなんですが、私はサマンをいっぱい抱えてます。先日車のロードタックス(日本の自動車税に相当)を払ったのですが、このロードタックスを払う際には過去のサマンが全て払い済みでないといけないのです。ですがラッキーなことにサマンを支払わずともロードタックスを支払うことができ無事に更新できました。ちなみにロードタックスは年間RM254.0(排気量1.6リッターで)です。

166. マレーシア・フードプロモーション

今年の確か5月に大阪のヒルトンホテルでマレーシア・フードプロモーションなるものがあり、東南アジア大大大好きな私はうれしがって、同じく東南アジアファンの母と一緒にマレー料理を食べに行きました。ホテル内のとあるレストランでビュッフェスタイルでマレー料理を食べるのです。とってもおいしかったです。デザートに出ていたマレーシアのゼリー(?あの合成着色料赤色3号、緑6号、みたいな色つきの寒天のようなおいしいお菓子です。)は久しぶりで懐かしく思ってしまいました。食事中にウェイターさんがアンケート用紙を持ってきてくれたので、それに記入しました。内容は、あなたはマレーシアについてどんな印象を持ってますか、みたいなものでした。フェア期間は10日間ぐらいだったと思います。

167. ムーンケーキ

今KLではムーンケーキのシーズンです。漢字でムーンケーキは月餅と書きます。ムーンケーキフェスティバルの中心となる日が今度の金曜日で、その前日の木曜日の夜には前夜祭ということでいろんな催しがあるみたいです。Jalan Imbiでは華人の大好きな赤色を使った提灯が通り一杯にデコレーションされています。ちなみにムーンケーキフェスティバルは中秋佳節と書いてチョンチュウチャアチゥと読みます。月餅のお値段は直径8cm高さ5cmぐらいのものが4個入ってRM30.0ぐらいです。私は付き合い程度に食べますがあまり美味いとは思いません。

168. ティオマン島&ダイブツアー

10月に念願のティオマン島に行くことになりました。ティオマン島を知らない方にご説明しますと、ティオマン島はマレー半島東海岸に浮かぶ南シナ海に囲まれた島です。南シナ海は綺麗な海で珊瑚礁もたくさんあり有名なダイビングスポットも幾つかあります。
いろいろしなければならないことがたくさんあったので本当はティオマン島には行きたくなかったのですが、私がマレーシアに滞在して行ったことのある有名なところはペナン島に仕事で4,5回、マラッカに1回、ゲンティンハイランドにたくさん、東海岸を車で軽く流しただけ、そんなもんです。マレー語を通してマレーシアのことを伝える立場にある私としては(大袈裟ですが)、ティオマン島に一度は行ってみたいと思っており、この機会を逃したら今度いつ行けるか判らないので思い切って行ってきました。KL南東にCherasという地区があり、そこにダイビングスクールがあり、そのダイビングスクールのツアーに参加して行ってきました。ダイビングスクールのインストラクターはマレーシア海軍の退役軍人でMajor Keeという人です。Majorを英和辞書で引くと「少佐」と書いてありました。日本風にいうと「元マレーシア海軍少佐キーさん」となります。9月30日木曜日の午後7:30に車2台10名でKLを出発し現地集合場所の東海岸にあるジョホール州とパハン州の州境のなんとい名前かは判らない港町に向かいます。その日の23時ごろにその港町に到着しそこで1泊します。翌朝8時にKLを朝の4時に出発したMajor Keeとその他の参加者が到着し桟橋に向かいました。東海岸とティオマン島を結ぶ定期船で渡るのかと思っていたらMajor Keeのお兄さんの個人所有の全長約20mのボートでティオマン島へ出航です。このお兄さんも元マレーシア海軍少佐でMajor Keeという人です。出航早々の海の水は生活排水やなんやらで汚くて臭いです。沖合い10kmぐらいのところに海水の境界がありそこを超えると海流が流れ込んできてまさに海の色をした海水になります。この境界は本当にみごとにくっきりと分かれています。巡航速度10ノットでティオマン島へと向かいます。
東海岸を朝9時頃出航してボートに揺られること4時間でティオマン島に到着しました。その4時間の間はデッキに椅子を出して潮風を浴びながら昼寝をしたり、ボートの舳先でタイタニックごっこをして過ごしました。いくつもの小島を通り越してティオマン島に到着です。実際にはティオマン島にあるBerjayaというリゾートホテルの沖合い約300mの地点に到着です。そこから見たティオマン島は熱帯雨林に覆われた以外と大きな島です。普段パームやしのプランテーションしか見てない私にとって熱帯雨林を見ることができ感動ものです。そして海を見ると魚の群れが見えます。もっとよく見ると海底の岩場まで見えます。そこの深度は約10mなので透明度は10m以上ということです。海水の色はなんとも表現し難いのですがバスクリンマリンブルーのような色です。船上で昼飯を食べてから初回のダイビング開始です。二グループに分かれて一つはオープンウオーター取得コースのグループとダイバーのグループです。先にオープンウオーター取得コースのグループが潜り、次に我々ダイバーのグループです。私が最後に潜ったのは93年のゴールデンウィークに和歌山県の串本に行った時以来ですから6年ぶりです、器材の取り付け方をすっかり忘れ他の人の作業を横目で見ながらなんとか器材の取り付け完了で海に飛び込みました。そして海の中を潜ると魚がいっぱいいます、よくテレビで南国の海の中を撮影したものがありますがそのまんまです。それこそ色とりどりの無数の魚が泳ぎまわっています。岩場には珊瑚があり、イソギンチャクの中にはクマノミがいます、このクマノミは体長がせいぜい5cmぐらいでオレンジ地に白い縦じまが入っています。このクマノミはめちゃくちゃ可愛いです。日本のダイビングスポットで魚を2,3匹見ると喜んでしまいクマノミを見ると感動してしまいますが、ティオマン島の海の中はクマノミがいたるところにいます。そうこうしてるうちに耳抜きがうまくいかず頭痛が始まり、おまけに足が攣ってしまいました。耳抜きは英語でequalizing、足が攣るのはclaim legと呼びます。
初日の初回のダイビングでは耳抜きがうまくいかないのと足が攣ってしまって散々なダイビングでした。初日は2本潜る予定でしたが私は1本目での体調不良で2本目をパスしました。そうこうしてるうちに船上で晩飯を食べ、船内にベットがありそこで寝ることができるのですが参加者全員がティオマン島に上陸してシャーレーと呼ばれる小屋にベットが置いてあるだけのところで泊まるというので私もそうすることにしました。東海岸からティオマン島まできた大型ボートには船外機付きのゴムボートが積んであり、このゴムボートで近くの桟橋に移動です。大型ボートの上では裸足だったのでそのままゴムボートに裸足で乗り途中でサンダルを船内に忘れたのに気がつきましたが後の祭で、桟橋からシャーレーまでの約1kmを裸足で歩きました。「日本人が靴も履かずに裸足で歩いてるぞ」と他の参加者にからかわれました。無事にシャーレーに着き小屋の中を見るとダブルベッドに枕が二つです。ここで参加者の内訳を説明しますと合計17名男14名女3名、このうちの女性3名は夫婦で来てます。なのでダブルベッドには必然的に他の参加者の男性と寝ることになります。男同士でそのへんで雑魚寝というのは多数経験してますがダブルベッドは初めてなので緊張しました。寝るまでに時間があるのでリゾートホテルのBerjayaまで行ってみようかということになり、そのまま裸足ではなんなので途中のお店でサンダルを買ってホテルに向かいました。道の途中は外灯のないところもところどころありそこから満天の星空を見ることができました。普段KL及びその周辺では星空を見ることができないので改めて南国の星空を楽しみました。ホテルで軽くビールを飲みまた星空をみながらシャーレーに戻りました。シャーレーでは他の参加者達が酒盛りをしており、中でも二名のインド人がビールを煽ってがんばってました。私は一足早く寝て、翌朝 ティオマン島の朝は早いです。KLの日の出がだいたい7時20分ぐらいですが、KLより東にあるティオマン島の朝7時は爽快な青空です。残念ですが山のせいで日の出は見れません。
10月02日二日目のダイビングです。前日から耳抜きのイメージトレーニングをして、足が攣らないように足が痛くなるほど充分にストレッチをして臨みました。お陰でバンバンに潜ることができました。初日のダイビングスポットはティオマン島の沖合い約300mぐらいのところで、二日目はティオマン島周辺に点在する島々を大型ボートで移動しながら3本潜りました。マレーシアではテレビや公共の場でのタバコの宣伝は一切禁止されてるのでタバコ会社はいろんなスポーツイベントを通して名前を売っています。そのタバコ会社の宣伝で何度かティオマン島が舞台になったものがあり、マイルドセブン(日本のマイルドセブンです)のCMの舞台やセーラムライトのCMの舞台を見ることができました。二日目のダイビングではいろんな物をみました、海亀、エイ、イカ、うなぎみたいな魚、体長1m超体高50cmの大きな魚、巨大なエンゼルフィッシュみたいな魚、そしてお決まりのやはりめちゃくちゃ可愛いクマノミなどなどです。大きな岩と岩の間にできた空洞の中には生まれたての無数の魚の赤ちゃんが泳いでいます、ちょうど「めだかの学校ティオマン島版」みたいなものです。実際に自分の目で海亀をみてたらほんとに竜宮城に連れてってくれるんじゃないかと思えました。無事に3本潜り大型ボートの停泊地に戻りました。停泊地は初日に潜ったポイントでティオマン島沖合い約300mのとこで小さな無人島のそばです。夕暮れになるとこの小島をねぐらにしてる海鳥が西の方角から来て、数千羽の大群で小島周辺を乱舞してます。聞くところによると日の出と伴に西に向かい、マレー半島とティオマン島の中間地点の海域で一日中魚を獲り、日没頃巣がある小島に戻ってくるそうです。ティオマン島周辺海域では人間が魚を獲ることは禁止されています。釣りもダメです。ですのでパトロールボートが頻繁に巡回監視してます。もし魚を獲って見つかった場合はRM2万の罰金だそうです。

10月03日三日目最終日のダイビングはマリンパークという魚に餌付けができるところで潜りました。私達の食事の残りのご飯(ライス)をビニール袋に詰めて持参し潜水開始です。私は一番最後に潜りまして、先に潜った人達がご飯粒をばらまいて魚がそれを食べようとわんさか集まってきます。小判ザメも泳いでいます。ご飯を手で握り、少しずつ手を開いていくと、魚が寄ってきてご飯粒を直接手から食べていきます、魚の口には小さな歯があり、突つかれると少し痛いです。最終日はこの1本だけです。マレー半島東海岸に向けて出発です。帰りの船の中では船の操縦の仕方は教えてもらい、衛星を使ったGPSで位置を確認し、コンパスで方位を確認し、魚群探知機というか超音波エコーを使って海底の深度を見ながら航行します、実際に舵を切ったりしてみました。午後3時ぐらいに東海岸に到着しそこから車でKLに向かいます。ここからがしんどかったです、私は後部座席でほとんど寝ていましたが豪雨と渋滞で家に着いたのが午後11時近かったです。結論としてティオマン島は良いところです。今回はダイビングしかしませんでしたが他にはシーカヤック、スノーケリング、普通の海水浴、ゴルフ、熱帯雨林の中のハイキング、トレッキングなど自然を相手にした健全な遊びがあります。これから東海岸、南シナ海はオフシーズンに入ります。東風が強くなり雨の日が多くなるそうです。来年の4月からオンシーズンになります。是非皆さんも機会がありましたらあまり商業化されていない自然がたっぷりなティオマン島を訪れてみてください。心が洗われます。ちなみに今回の参加費は器材一式レンタル、ボートダイビング6本、食事込みでRM580.0です。オープンウオーターコースは器材一式レンタル、ボートダイビング、食事付きでRM950.0となっております。

169. トラ(harimau)

私が住んでいるところの近くにいろんな動物の肉料理を食べさせるレストランがあるらしいです。その動物とは蛇、猿、犬などです。けれどこのくらいなら日本でも食べれますが一番のお勧めはトラの肉です。このトラの肉をどこで手に入れるのかは判りませんが動物愛護団体やWWF(プロレス団体ではありません)が聞いたら毛を逆立てて激怒することでしょう。実際にトラの肉を食べた人の話を聞くと、精力がつくそうです、一緒にアルコール類を飲むと鼻血が出るそうです。精力の話ついでに、Tongkat Ali(トンカッアリ)という薬がありまして、これはバイアグラの漢方版みたいなものだそうです。で、これが普通のコーヒーショップで簡単に手に入れることができるのです。コピやテーにこのTongkat Aliをワンカプセル入れて、お値段がRM2.8です。ワンダーマレーシア、なんでもありのマレーシアです。
トラは現在本当に数が減っています。全世界5亜種全て合計しても5000頭しか残っていないといないと言われています。最大の要因は密猟です。現在ワシントン条約で国際取引は禁止されており、中国や韓国、台湾ではトラを使った製品(漢方薬など)の国内取引も禁止されています。しかし日本では国内売買が法律で許されており、毎年70トンものトラ製品が日本に入ってきていると言われています。これはトラ1000頭分に匹敵する量だそうです。このため、日本はかなり国際的な批判にさらされています。中国ではトラの密猟は死刑、ロシアでも懲役15年以上の刑罰が定められており、厳しく取り締まられているにも関わらず、密猟が一向に減らないのは、「精力剤」としての需要が高いからです。しかしトラの精力剤としての効果は科学的に全く立証されていません。しかも今は「バイアグラ」という科学的に「精力効果」が立証されている薬品もあるのです。
100年前のマレーシアにはトラがたくさん生息してそうです。KL中心部にあるPudu刑務所はなぜあの場所にあるかというと、かつてはジャングルの中でたとえ囚人が脱走をしてもせいぜいトラの餌になるだけだったそうです。トラはマレー語で harimau (ハリマオ)です、そう「快傑ハリマオ」のハリマオです。いまトラが生息してるところはペラ州、パハン州などのごく限られた地域です。かけがえのない大切な自然を大事にしていきたいものです。

170. 多国籍

昨晩KL東部にAmpangというところのパブで仕事関係の知り合い男4人で馬鹿話をしてました。他の3人はビールを飲んで、私はコーラを飲んでいました。ここまでは普通のどこでも見ることができる光景ですが、この4人とも国籍が異なります。マレーシア国籍1名、シンガポール国籍1名、韓国国籍1名そして日本国籍1名(岡田です)です。ちょうど拡大ASEAN会議の縮小版のような面子です。会話は英語で、改めて気づきましたが韓国人の話す英語は日本人の話す英語に似てるなと思いました。

171. 雨

本当に毎日午後から雨が降って閉口してます。それこそバケツをひっくり返したような雨で道路は川になり、すこし低いところは池に変わります。雨が降ると気温が下がりますので、寒がりな私は毎日寒い思いをしてます。土砂降りの中を車を運転してましたら非番の救急車が無理矢理前を割りこもうとしたのでそうはさせじと入れないようにしたら私の後ろに入り込んでサイレンを鳴らし煽られてしまいました。オートバイに乗って書類や製品などを届けるデリバリボーイという仕事があるのですが、デリバリーの途中で雨が降ると彼らは高架橋の下で雨宿りをするのでその分KLの経済活動が停滞します。普通の外回りの警察官もそのへんでテタレを飲んで雨宿りをしてます。さすがなのはVIPを先導してる白バイ警官です。この白バイ警官はどんな渋滞の道路でもベンツが一台通れる車線を確保して露払いの役をこなしてます、そしてどんなに雨が降ろうと顔色ひとつ変えずに職務を遂行してます。

172. KLプラザ

ラササヤンソングを探しにKLのTOWER RECORDに何度か足を運びまして、TOWER RECORDに入ったのはこれが初めてなんです。そこにあるのはオープン当初から知っていました。日本語音楽のコーナーがあり、日本で流行ってるCDも売っていました、台湾製みたいです。で、このTOWER RECORDが入ってるビルがKLプラザというビルで、KLプラザに人がいっぱいいるのに驚きました。このKLプラザは4、5年前にキーテナントが閉鎖して以来閑古鳥が鳴きまくっていまして、というより閑古鳥すら近づかなかったようなところです。なので駐車場はいついってもガラガラなので、よくKLプラザに駐車場を利用したものです。ですがこのKLプラザの場所は商業ビルとしては一等地にありますのでその後おしゃれなカフェ Coffee Beanがオープンして若者が近づくようになり
ました。そしてTOWER RECORDやブティックなどがオープンしていまやおしゃれなKLプラザになりました。けれどやっぱりスンガイワンプラザのほうが便利でおもしろいと私は思います。

173. Malaysia Petoronas F1 Grand Prix

来る10月15,16,17日にKLIAの近くにあるセパン国際サーキットにて東南アジア初のF1レースが開催されます。名づけてMalaysia Petoronas F1 Grand Prixです。KL市内のショッピングセンターにもいくつか本物のF1カーを展示してるとこがあります。ひとつはLot10です。ここには赤いMarlboloチームのF1カーが展示してありプロモーションスタッフも大勢います。特製テントでF1カーを覆っており実物をみるには制限をしています、この特製テントの中に入り実物を間近でみるにはどうすればいいか判りませんが、エスカレーターで上り下りするときにテントのすきまからF1カーを見ることができます。一方新しくオープンしたLow Yat Plazaにも黄色の車体のF1カーが展示してあり、こちらは誰でも近づいて至近距離からF1カーを見ることができます。ちょっとくらいなら触ることもできます。私はF1カーの実物を見るのは初めてなんですが、タイヤが馬鹿でかく、運転席がものすごく狭く、車体の一番低い部分と地面までの隙間がわずか1cmぐらいしかないのは驚きました。私が得意のMelia Hotelに確認したところF1期間中のホテルの予約はいっぱいだそうです。

174. F-1の最終戦

昨日はなんといっても東南アジア初のF-1の最終レースが行われた日です。ここ最近ずうっと毎日毎日雨が降っていたのですが昨日はF-1の最終戦を祝福するかのように雨が降らず、一日中お日様が顔をのぞかせていました。F-1の結果は真っ赤なフェラーリの1、2フィニッシュでした。ラッキーなことにタダでサーキットのスタンドで見れる予定でしたが、アンラッキーなことに集合場所に遅れてしまい結局テレビ観戦をしました。おかげで日に焼けずに済みました。ティオマン島帰りですっかり日に焼けてしまい最近はよくマレー人に間違われます、1回ほどインド人に間違われました。と書くとものすごい黒く焼けてると思われますがそんなに黒くはありません、毎週ゴルフをしているお父さん方に比べればまだ白いです。

175. マレーシアの教育課程

マレーシアの義務教育課程は日本と同じ小学校、中学校です。公立の国民学校(通常マレースクールと呼んでいます)、私立の華人学校、インド人学校があります。全ての国民は国民学校に入学する権利を持っていますが華人の場合は半数以上が華人学校入学し、インド人の場合はインド人学校に行きたいがあまり多くなく近くにないので国民学校にいくケースが多いです。華人学校、インド人学校は入学金さえ払えば華人でなくともインド人でなくとも入学できます。ですのでマレー人、インド人の親達は子供の将来のお金儲けの為に華人学校に入学させる人達もいます。義務教育の小学校、中学校の制度は小学校は6年制で、国民学校出身者の場合ですとそのまま中学に進学し、華人学校、インド人学校出身者はマレー語を1年勉強してから中学進学となります。中学校の課程は何度聞いても判らず、いろいろ試験がありまして試験にパスするとform5、form6、SPMとかいうレベル分けされます。学校での年度は1月に始まりその年の12月に終わります。マレーシアには公立の大学・短大・専門学校の類が少ないので外国系の学校が多いです。イギリス系、オーストラリア系の学校がよく目立ちます。この外国系の学校は年度始まりが学校ごとに異なり、また卒業試験の試験答案を本国に送って採点するので試験が終わってから3ヶ月後とか6ヶ月後にやっと合否の判定が下されます。その間の空白部分は、学生達はすることがないのでアルバイトをしています。

176. Sri Petaling

11月頭に引越しをすることになりました。こんど住む場所はSri Petalingといいまして行政上はKLになります、位置的にはKLの最南部になります。ここにはたぶん日本人はだれも住んでいないか、もしくはごく少数です。Vista Komanwelというコンドミニアムに移るのですが、部屋からはペトロナスツインタワー、KLタワー、ゲンティンハイランドの夜景が見ることができます。目の前には
ケサスハイウェイというスバンジャヤ、シャアラームに直結したハイウェイが走っており、KL中心部にも車で15分で行けます。徒歩1分のところにはStar LRT(軽便鉄道と呼ばれる都市型鉄道)の始発駅Sri Petaling駅があります。先週土曜日に電話回線を新規に登録申請するためにTelekom Malaysia(日本のNTTに相当)にいきましたら、この場所はTelekom Malaysiaの管轄ではないとのこと、Time Telekomという新しい電話会社の管轄だそうです。本日25日か明日26日にTime Telekomに行き電話回線の登録申請してきますが、いつ回線工事をしてくれるかいまのところ未定です。ちなみにいま使ってるmaxisという電話会社は申請してから5日で工事終了しました、Telekom Malaysiaは2〜3週間しないと工事をしてくれません。

177. 電話会社Time Telekom

昨日11月から住むところの管轄の新しい電話会社Time Telekomに行ってきました。場所はJalan Tun Razakを南から入っていくと右手にRHB Bankのビルがありまして、その対面の二つ手前の立派なビルの中にあります。看板を見つけて恐る恐るドアを押して中へ入るとがらんとした中にマレー人女性が二人暇そうに座っていました。申請用紙をもらい、マレー人女性に書き方を教えてもらいながら全て書き込んで申請終了です。7営業日後に回線工事に来てくれるとのことで引っ越し早々電話が使えそうです。あまりにも暇そうな会社なのでいろいろ話を聞くとこの会社の持ってる一般電話回線はVista Komanwelのコンドミニアムにしかないといことでした、その他には法人向けの専用線の施設だそうです。Telekom Malaysiaから分離独立した会社かと思ってましたが最初からの独立会社だそうです。私は自分の名前OKADA YUTAKAで登録しました。外国人でも簡単に電話を引くことができます。Telekom Malaysia、maxis、Time Telekom それぞれ少しづつ違いますが必要なものは回線を引く住所と名義人のIDカード(この場合はパスポート)です。maxisの場合には他に勤務する会社発行のAppointment Letter(勤務する会社でのポジションを明記するもの)が必要です。費用はmaxisの場合はRM280ぐらいでした、そのうちのRM200がデポジット(保証金)になりますので解約後このお金は戻ってきます。そしてmaxisの場合は電話機を無料で貸してくれます。一方Telekom Malaysiaの場合はデポジットは外国人の場合はRM1,300が必要になります、そして電話機は自分で用意しなければなりません。Time Telekomの費用を訊き忘れたのですがデポジットはRM200とのこと、トータル費用はmaxisに準じているみたいです。

178. ドリアン

昨日テレビを見てましたらRM10でドリアン食べ放題のお店があるそうです。ドリアン好きにはたまらないでしょうが、通常道端で売っているドリアン(トゲトゲ付き)は1個RM5〜6ぐらいの値段です(大きさ重量にも依りますが)、1個のトゲトゲ付きドリアンの中に4房の実が入っています、普通の人だとこの4房を食べるともう嫌になります、ということで本当にいくらでも食べれるものすごくドリアンが好きな人意外は料金負けしてしまいます。残念ながらこのドリアン食べ放題のお店の所在は判りません。

179. 日式天麩羅

KL南部のkuchai lama(クチャイラマ)というところで夕飯を食べたんですが、屋体系のホーカーストアーに新たに日本食が加わっていました。看板には「日式天麩羅」と書かれてあり、メニューは天麩羅定食(天麩羅にご飯とスープ付き)と天麩羅うどんなど天麩羅を使ったものです。昨日はこの「日式天麩羅」の店では食べずに遠目から眺めてましたが、見た目はとりあえず天麩羅みたいでした。料金はちらっと見たらRM2.8〜RM6.0でした。今日か明日の夕飯に行ってトライしてみます。ちなみにこのkuchai lamaとかSri Petalingはマレーシアの観光ガイドの地図を探しても載っていないと思います。もう少し広域のKLの地図を買わないと載っていません。ですが観光でわざわざ行く価値のある場所ではないのでどうでもいいことです。
kuchai lama(ローカルな場所ですいません)にあるローカル天麩羅屋台で夕飯を食べてきました。味はなかなかいけてます、私の母の天麩羅より上手じゃないかと思います。天麩羅の具は海老が1匹、白身魚2匹、イかリング1個、ししとう2個、いも1個、かにかま2個です。これでRM3.8です。天ツユの脇にしっかりチリも付いてくるあたりがマレーシアです。別注文でかけうどんがRM1.5でした。このうどんも出汁がきいてて美味かったです。なぜかうどんの中に韓国海苔が入ってました。ちなみにローカルレストランでトムヤムスープを注文するとトムヤムスープにチリが付いてきます。

180. 交通事故

最近交通事故が目立ちます。先日、日本人の友人が初めてマレーシアに来ましていろいろなところを車に乗せて連れて行きました、その人曰く「みんなふらふらしながら運転してる」です。競馬で馬なりという言葉がありますがまさにそれと同じで人なりというか車なりというか車線は参考程度で気分で運転してる人が多いです。特にカーブはアウトインアウト(out in out カーブを最短距離で抜ける走り方)で運転してる人が多く、私がカーブの内側車線を運転してると外側車線の車が寄ってきて逃げ場所がなくなりクラクションで警告することが多々あります。普段車を運転してて私の前方に走ってる車で特に注意してるのはボロい車、タクシー、ダンプカー、運転手がさかんに手を動かしてる車です。ボロい車は自動車はボロいですが運転手の運転能力もボロいです。タクシーは客を乗せるために突然止まったり、後方確認しないで突然発進したりプロのドライバーとしてはマナーの悪い運転をしてます。ダンプカーは砂利や砂を平気で巻き散らかしながら走ってるので、とばっちりを受けないよう避けてます。マレーシアの車のフロントガラスは安いものを使ってるので割れ易いです、ダンプカーの落とした石ころがフロントガラスに当り、ガラスが割れることが私の周りの人でも起こっています。運転手がさかんに手を動かしてる車は助手席の人と話に夢中になっている車です、注意力が散漫な状態です。私の友人にも同じタイプの人がいて、友人が運転し私が助手席に座ると、運転中は話しながら絶えず手を動かしています、なのでいつ事故が起こってもいいように受身の姿勢で助手席に座っています。


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