Pangkor Laut

(1999年2月15日〜2月18日)

チャイニーズ・ニューイヤーの8連休。今回もマレーシア国内旅行です。

青枠の画像は、クリックすると大きなサイズで見れます)


目次

  1. PangkorとPangkor Lautの紹介
  2. 【初日】2月15日(月曜日)
  3. 【2日目】2月16日(火曜日)
  4. 【3日目】2月17日(水曜日)
  5. 【最終日】2月18日(木曜日)


●PangkorとPangkor Lautの紹介

 スマトラのある勇士がパンコール島で戦禍に倒れた。彼に恋をしていた美しい姫は、彼の消息が絶えて久しいのに耐えきれず、自ら彼を捜しにこの地に赴いた。しかし時遅く、彼の戦死を知った姫は、深い悲しみのあまり崖から碧い海へ身を投げてしまった。

 この悲しくも美しい恋物語が語り継がれているパンコール島は、マレー半島西海岸、古い港町Lumut(ルムッ)の沖合約11kmに浮かぶ島。その気になれば歩いて回れるほどこじんまりとした島だ。

 青く澄み切った空、南国の太陽にきらめく碧い海。『太陽の島』と呼ばれるパンコール島は、ヤシの葉で覆われた屋根を持つ高床式の家々が村落を成し、素朴な生活をとどめる島である。豊かで美しい自然が息づいているパンコール島は、喧噪を嫌う人にとって最上の地といえるかもしれない。また、糸を垂らせば魚がかかるといわれるほどの釣りのメッカである。(以上、『地球の歩き方、マレーシア編、95〜96年版』より

 パンコール島西南に浮かぶ300万キロ平方メートルのアイランド・リゾート。アンダマン海に浮かぶ太古のジャングルに覆われた島、パンコール・ラウ。ここへの上陸は、パンコール・ラウ・リゾートのゲストとなった者だけが与えられる特権だ。4つの美しいビーチと3つのプール。客室は海上かヒルサイドに建てられたヴィラが180室。豊かな自然とフレンドリーなスタッフに迎えられて、至福の時が刻まれていく。。。(以上、『るるぶマレーシア、99年版』より


●2月15日(月曜日)

 朝10時に家を出発。Pangkor Lautは小さな島で島全体がリゾートであるが、ショッピングなどに行けるような環境ではなさそうなので、高速に乗る前にJaya Juscoに寄って雑誌と文庫本、それからデジタル・ビデオのテープを買う。SONY製の60分テープがRM78、、、高い。。。

 Damansaraから高速に乗ってIpoh方面へ向かう。今日はやけにPOLISの見張りが多い。でも道路の左端にパラソルを差していて目立つため、事前にスローダウンできる。何だか暑くてぐったりしていて、スピードガンでの測定をしているようには見えなかったが。。。

 事前に貰ったKLからPangkorまでのロードマップに従い進む。高速はBidor(Ipohの80km手前)で降り、そこからは一般道。国道58号線をTeluk Intan方面にひた走る。途中の道は、まさにマレーシアのカンポン(田舎)、両側はジャングルでパーム椰子が生い茂っている。

 途中、最高速度90km/hの一般道を延々とLumutへ向かって走るが、道路標識の残りの道のりが40kmになったり50kmになったりで不安になる。Pangkor Lautの専用ボートの出発時刻が2時なので、間に合うかどうかも心配。そう思いながら走ること1時間半、午後1時半にようやくLumutへ着いた。KLからちょうど3時間

 Lumutに入ると『Pangkor Laut Resort』の看板を掲げる建物が見えたので、ここにクルマを停めて、この先のアクセス方法を聞きに建物の中に入る。なんと、ここでチェックインである。コーラのサービスで喉を潤している間に、ベルボーイが荷物を運びだし、クルマも移動してくれ、あとは出発の2時を待つのみ。。。

 2時になると、目の前のボート乗場まで徒歩で移動。荷物はベルボーイが台車で運ぶ。一般道を悠々と横切りながらの運搬。マレーシアでは珍しく、ここでは人が優先のようである。

 見てくれはよくないが、エアコンがちゃんと効いているボートに乗り込む。60〜80人位は乗れるであろうか、、、。でも今回は3組のみで12人程度。チャイニーズ・ニューイヤーでホテルも満室と聞いていたので、さぞかしボートも混むことだろうと想像していたので、ちょっと意外である。

 ボートに揺られること30分、マレーシアの隠れ家、『Pangkor Laut Resort』に到着。水上コテージが印象的である。桟橋には係員が待っていて、この係員に先導されReceptionへ。直前で御絞りとジュースのサービスを受ける。さすが、Tom家の旅行の中でも過去最高の高級度を誇るリゾートだけの事はある。しかもロビーでジュースを飲んでいると日本人の係員(Hiroさん)がやってきて、日本語でホテルの説明をしてくれた。日本人係員は3名いるそうである。

 早速、ベルボーイに案内され部屋へと向かう。Receptionから5分くらい歩いたところにあるGarden Villa。残念ながら、このリゾートで最も象徴的な水上コテージには、安全上の理由で12歳未満の子供は泊まれない。

 部屋に入ると、『るるぶ』に載っていた通り、洗面台が左右に2つあり、アメニティ・グッズ、タオル類も高級でしかも豊富に揃っている。洗面台+バスタブ+シャワーが寝室と同じくらいの広さを誇る。。。

 寝室の天井は5メートルもあるほど高い三角屋根。藁葺き屋根を思わせる造形になっていて、本当に隠れ家という雰囲気がぴったりである。

 石造りのバスタブも、とってもゆったりしていて、窓を全開にすれば露天風呂気分を味わえる。その向こう側は壁で遮られているので女性でも安心だろう。

 シャンプー類は、天然素材使用。左からDuneberryのBathform、BananaのShampoo、ZestのConditioner、PeachのBodylotion。。。しかも大きなボトル。

 唯一の不満はミニバーが無い事。ジュースやスナックなど、その都度オーダーしなければならない。Hiroさん曰く、「常に新鮮なモノをお届けするため。」との事であるが、、、。320mlの缶ビールがRM19〜と結構高いし、リゾート内にもコンビニ風の売店は無いので、出来ればLumutで買ってきて持ち込んだ方がいいかもしれない。そんなセコイ事を考えてはいけないのかも知れないが、、、。尚、冷蔵庫は付いている。

 さて、既に3時を回っているが食事はまだので、プールに行くついでに、その横の『Royal Bay Beach Club』で遅い昼食。ミーゴレンがとっても美味しかった。

 引き続き私と元紀はRoyal BeachのLap Poolで泳ぐ。ここのプール、一番浅いところでも水深1.45mなので、子供にはちょっと辛いかも、、、まあ元紀の場合はお構い無しのようであるが。

 因みに、ここのプールは、水が溢れるほど満たされており、横から見るとプールと海が同化しているように見える。また、その向こうには水上コテージが映り、雑誌等によく載っている写真は、まさにここからの画像であった。

 部屋に戻ってちょっと昼寝した後、今日のディナーは『Uncle Lim's Kitchen』で。Garden Villaからは、山肌をちょっと登って約10分の距離。備えてある電灯では明るさが足りず、目を見開いて山肌を歩く。右は、まさにジャングルで何処から猿が出てきてもおかしくない雰囲気。

 『Uncle Lim's Kitchen』は庶民的な中華料理屋さん。店員自らシャッターを押してくれたり、最後まで我々を名前で呼んでくれたりで、とても教育が行き届いているようであった。


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【2日目】2月16日(火曜日)

【3日目】2月17日(水曜日)

【最終日】2月18日(木曜日)


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