Tioman Island

(1999年11月8日〜11月11日)

インド系民族の「光の祭典:ディパバリ」休暇を利用して、2家族でティオマン島に行ってきました。

青枠の画像は、クリックすると大きなサイズで見れます)

●ティオマン島の紹介

パハン州にある、東海岸でも海の透明度が最も高い島の一つ。ホテルでのんびり過ごしたり、街に出て観光をしてもいいが、この島に来たからにはやはりマリンスポーツをしないで過ごすのはあまりにももったいないだろう。

ベルジャヤ・ティオマン・ビーチ・リゾート】ホテル自体がひとつのエリアといえるほどの広い大きな敷地を持ち、どこまでも静かなビーチが続いている。そんな景色を見ているだけでもゲストは満足してしまうはず。でも、それだけではないのがこのホテルの魅力。ジャングルと海に囲まれたゴルフ場、乗馬コースなどの施設でも遊べるし、アクティビティも多数用意されている。お薦めはダイビング。アクティビティセンターに行けばさまざまなプランがあるので、気軽にトライしてみよう。まさにここは遊びのパラダイス。アクティブ派にはたまらない魅力がつまっている。(以上、『るるぶマレーシア、99年版』より


●11月8日(月曜日)

今回の旅行はペナン時代に一緒に仕事をしていた浜田家と一緒。元紀も、1歳年下の翔太君との久しぶりの再会をずっと待ちわびていた。

ティオマンへの道のりは、昔の国際空港であるスバン空港から空路。4日間の駐車場代より往復のタクシー代のほうが安いので、タクシーを呼ぼうとするが、いつも使っているタクシーの電話番号が8桁制への移行で通じなくなり、仕方がないので先日ポストに入っていたタクシーを呼んだ。うちからだと、朝8時に出れば楽勝で間に合う。8時5分前に電話が掛かってきて「コンドミニアムのロビーに着いた」との事であったが、降りてみると誰もいない。再度TELしてみるのだがエリア外で通じない。。。恐らく別のコンドミニアムに行ってしまったのだろう(これも、マレーシア)。8時15分まで待ってみたが来なかったので、クルマで行くことにする。9:15発の飛行機に対しては時間も押しているので、結構飛ばして行った。空港まで15分程度で到着。既に浜田家は空港に到着していて、チェックインも済ませた後だった。

出発ゲートまで行くと、我々のゲートにはプロペラを4機まとった飛行機が待機している。ペランギ航空の場合はプロペラ機だけど、ベルジャヤだったらジェット機と聞いていたのだが。。。飛行機に装備されているドア兼階段を昇り中に入ると、座席は自由(適当)との事。昔ペランギでティオマンに行ったメンバーが「中は19人程度しか乗れない飛行機だった」と言っていたが、このDash7という名の飛行機は60人くらいは乗れそうだった。

プロペラが回りだしいよいよ出発。元紀はプロペラ機に乗るなんて初めてなので、苦手なジェットコースターにでも乗る時のように緊張気味。飛行機は短い助走の後、ゆっくりと上昇した。いつものジェット機とは違い、KLの街並みもゆっくりと過ぎてゆく。暫しの空中散歩。モントキアラのコンドミニアム群も空の上からはっきりと確認できた。

飛行機に揺られること約1時間、ティオマン島に到着した。左手にジャングル、右手に海を見ながらの着陸であった。結構大きな島であるが、とっても小さな飛行場である。昔、ペランギ航空で行った人の話では、着陸の時にスキーの急停止みたいな横止まりしたとの事であったが、全く問題なかった。でも、その人が教えてくれたように、まさに「原っぱの中の滑走路」であった。尚、ここで珊瑚の保護税のようなものを徴収された。大人RM5也。

飛行場からホテルまでは送迎バスで約5分。今回のホテルは、ティオマン最大のホテル「Berjaya Tioman Beach Resort」。最近は結構ホテルで失敗しているので、今回は多少高くても部屋は豪華にしようと思い、予約の際に「部屋にバスタブがあるいい部屋」と念を押していた。旅行会社から受け取ったボーチャーには「Room Type: Delux」と記してあったが、ここはマレーシア、部屋に入る直前までは心配だった。。。しかし、部屋に着いてみると、Dining Tableまで備えたとても大きなシャレー形式の部屋で安心した。しかも海のすぐ傍である。今まで泊まったホテルの中でも、一番ビーチに近い部屋であった。

今朝はみんな早起きだったので、12時前ではあるがお腹も空き始め、子供達も騒ぎ出してきた。コーヒーハウス(Sri Nelayan Coffee House)はプールのすぐ横だったので、水着に着替え、浮き輪などプールの用意をして昼食へ向う。その後は、早速プールへ。滑り台が2本あり、元紀と翔太は疲れを知らずにずっと動きまわっていた。星奈も久しぶりにプールに入ったが、ちょっと水が冷たかったので機嫌が悪い。すぐ傍の海に連れて行くとやっと機嫌を直し、いつもの笑顔満天の星奈になった。

天気は、曇りで時々日差しがのぞく天気。既にモンスーンに入り始めた時期であり、スカッと晴れ渡るような天気は期待薄なのだが、あの強い日差しを子供達が浴びるのも心配なので、雨さえ降らなければ、かえってこのくらいの天気のほうがいい。それでも、プールサイドで2時間くらい昼寝していた私は、結構日焼けした。

この日の晩飯は、レセプション近くのFortune Courtyardバーベキュー・バイキング。サテー、チキン、ラム、ビーフなど様々なバーベキューをたらふく食べた。大人RM45++。その後は翌日のアクティビティ、シュノーケリングの予約をし、ミニショップでゴーグルや虫除けなどを買い、この日はおしまい。部屋に戻って早めの睡眠となった。


●11月9日(火曜日)

朝7時前には自然に目が覚めたので、家族が寝ている間にメールチェックをした。パンコール島レダン島のInternet環境は壊滅的だったが、ここティオマン島からはKota Baruhのアクセスポイントで快調に繋がる。

8時過ぎに、昨日のSri Nelayan Coffee Houseでバイキング形式の朝食を採り、今日のアクティビティ、シュノーケリングに向かう。チャーターしたボートでコーラル島に行くのである。10時から15時まで小型のボートをチャーターしてRM300(約9,000円)。因みに、相乗りのツアーに申し込むと1人RM50。さて、部屋を出て星奈の浮き輪を持った時に、アクシデント発見! なんと、朝食から帰ってくるときに付いてきた野生の猿に穴を開けられていて、浮き輪は萎んでしまっていた。。。

ボートは、ホテルのレセプションから徒歩7分くらいの所にある桟橋から出発する。着いてみると、ボートの小ささと音に驚いたのか、元紀と翔太はびびりまくっている。動き出してちょっとスピードが速くなってくると、もうパパにしがみつきモードである。パンコール島で釣りに行った時には、もっと大丈夫だったような気がするが、これも成長の過程なのだろうか???

コーラル島までは約20分。船酔いしやすい妻君も無事到着。砂浜に降り、荷物などを置く陣地にしようと大きな石の方向に歩いていると、なんと、大きな大きなトカゲが2匹、石の近くにじっとしていた。これだけ大きな野生のトカゲを見るのは初めてである。動きは鈍いし、特に危害を加えそうも無いので、無視して荷物を置いたが。。。

ティオマン本島の海岸は結構遠浅だったが、ここは5mくらい進むと体が沈み込むくらい深くなる。そして、その中には沢山の熱帯魚が泳いでいる。でも、量的にはレダン島のほうが沢山の魚に遭えた。それは、今回、赤ちゃんや船に弱い妻君もいるので、Island Hoppingはせずにビーチからのシュノーケリングしか出来ないからであり、昔ティオマンに来た同僚に依ると、魚の量と海の綺麗さはティオマンの方が上回っているとの事である。

名前に「コーラル」とは付いてはいるものの珊瑚は意外と少なかった。尤も、このビーチにしか居なかったからであり、ボートの運ちゃんも「珊瑚や魚が多い場所は、島の別のポイントだよ」と言っていたが、今回はしょうがない。。。途中から、このビーチに居るのは我々2家族だけになり、本当にプライベートビーチと化してしまった。星奈も砂遊びに余念が無く、元紀と二人で没頭していた。ママも久しぶりに水着になり、熱帯魚たちを観察していた。

では、今回もデジカメOlympus C-900 ZOOM+30m防水キットで撮った写真を暫し観賞下さい。以下、Photoshopで640x480から320x240ピクセルにリサイズし、AutoLevel調整+Sharpenを1段階修正した作品。画像は、クリックすると大きなサイズで見れます。

お昼は、ティオマン本島のSalang Villageに移動して食す。どローカルのVillageであり、運ちゃんに案内してもらったレストラン(基本的にはタイ料理)にもビールは置いてなかった。でも、ミーゴレン(焼ソバ)、ナシゴレン、チキンスープ、みんな美味しかった。昼食の間、ちょっとスコールがあったが、それもすぐ止みボートでホテルに戻った。

星奈は熟睡であったが、元紀とパパは一休みした後はプールで遊ぶ。途中から元紀はビーチで貝殻拾いに没頭、パパはプールサイドのベットに寝転がりながら読書にふけっていた。

今日のディナーは、Berjayaの中でもリッチな気分を味わえる「Bali Hai Continental Restaurant」。ドアを開けるなりシックなムードが漂っていたので、赤ちゃん連れの我々には場違いな所かなと思われたが、他にお客さんは1組しかいなかったので気にしないで入っていった。ところで、このレストラン、冷房が効き過ぎていて、とっても寒い。南国の建物の中は冷房が強い事が多いのだが、ここは効き過ぎ。元紀は体を震わしていた。

尚、今日は我々夫婦の8回目の結婚記念日。ディナーも豪華にしようと決めてると、なんと、同行している浜田夫婦も今日が結婚記念日との事。しかも年度も同じなので、我々2組のカップルは全く同じ日に式を挙げてたことになる。何たる偶然!。という事で、ダブル・セレブレーションで,ワインを奢ってお祝いをした。

部屋に戻ると、子供達は一日の疲れがピークに達し、私もワインが効いてきて、そのまま寝てしまった。。。


●11月10日(水曜日)

今日は、旦那達だけでDiving。通常ティオマンの場合は2泊3日のツアーが多いのだが、今回3泊4日にしたのは、まさにDivingを1回したかったからである。マレーシアに詳しい日本のメルトモAkoちゃんに紹介して貰ったDiving Shop「Thousand Leaves」の日本人女性Tomoちゃんと事前にメールで連絡してあり、前の日に確認のTELを貰った。2ダイブの予定だったが、好みに応じて3ダイブできるとの事だったので3ダイブをお願いすることにした。また、Tomoちゃんから「ボートの上で採る昼食のサイドウィッチは不味いので、事前にホテルの朝食のパンを持ってきたほうがいいですよ」と言われた?!のでその通りにした。


以降、Divingの内容は、ちょっと細かくなるので、Divingの部屋にてご覧ください。水中写真もたくさん有ります。

1年半ぶりのDivingも無事終了。Tomoちゃんの待つシャレーに戻り、談笑しながら今日を降り返る。この時にわかった事であるが、北川さんと梶野さん、KLソフトボール大会にも参戦していて、しかもうちのコンドミニアムの隣のコンドミニアムに住んでいるとの事で、きっと今までも、何処かですれ違っているほど近い距離だった。

尚、考えてみると、KLから一番便利なDiving SpotはTiomanだと確信した。飛行機で1時間足らず、乗換え無しの1本なので週末でも可能である。「Thousand Leaves」でも、週末Tiomanツアーを随時開催(但し、交通手段はクルマなので、時間は結構掛かる)しているようなので、それを利用したりして、これからもまた来たいと思った。

15:00過ぎにホテルに戻り、半日サボっていた家族サービスをするため、疲れた体に鞭打ってプールで遊んだ。ついでにマッサージもしてもらう。

今日のディナーはMatahari Beach Restaurantスチームボートに決める。大人RM43++で、シーフードが盛り沢山の内容であった。満足、満足。


●11月11日(木曜日)

今日は、朝4時頃にジェット戦闘機が通過したような凄まじい音の雷で目が覚めた。その後、9時くらいまでずっと雨模様。但し、我々は朝食を食べてチェックアウトするだけなので、何とか天気もギリギリ持った感じ。(結局、チェックアウトする頃にはいい天気になってきたが、、、)

12:30に空港へ向けて送迎バスがホテルを出発する。改めて空港を見てみると、本当に「原っぱの中の飛行場」というのがぴったりで、待合室も日本の田舎の駅と言ったイメージである。

我々の乗った飛行機は、ほぼ定刻通りティオマンの飛行場を飛び立ち、無事、KLに戻ってきた。KLから近くて便利なリゾートティオマン島の旅であった。。。


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