Taiwan Tips(日本語教師@台湾編)

11. 久しぶりの授業

以前企業派遣で日本語を教えていた学生が転職して私の会社に入ってきました。また日本語を教えてくれというのでOneByOneで週一回2時間ほど教えることにしました。彼が以前いた会社は台湾でもとても有名なマザーボードメーカーで、学生も優秀な人が多く、忙しい勤務の合間を縫って、みんな授業にでてくれていたのでとっても思い出深いクラスです。(また教えてみたいなあ。。。)

私は初級、中級(みんなの日本語の50課まで)しか教えた経験がなく、彼は一回日本へいって4ヶ月ほど勉強しているので私の教えられるレベルをずいぶんと超えてしまっていたんですが、発音や語彙、聞き取りなど、文法知識がなくても教えられるところでいいということなので、引き受けることにしました。実際に授業をはじめてみると、50課までの内容でもずいぶん取りこぼしがありました。復習する意味で教えてあげたいと思っても、半年も日本語の授業から離れているとやはりすらすらとは知識がでてきません。これはもう一回教科書をみて復習する必要があるなあと実感しました。私は将来(といってもリタイアしたあとだが、)海外に住んで翻訳をやったり日本語を教えたりして暮らしていきたいと思っているんですが、2,3年教えたぐらいの経験ではちょっとしたブランクですぐ知識が飛んでいってしまうことを実感。週一回でもいいから日本語教育に触れていたほうがいいようです。


10. 台湾の冬

昨日の夜はかなり寒かった。台湾は沖縄より南だから、台湾にきたことがない人は台湾は一年中暖かいのではないかとおもっているかもしれないが、実際はそんなことはない。冬は10度くらいまでさがるし、台湾の部屋はあまり寒さに対応できるようにつくっていないので、外と部屋の中の気温があまり変わらない。家のなかが10度だと結構寒いでしょ?おまけに台湾の冬は湿気が多いので身体のなかまで寒さが染みとおってくる。日本の見を切るような寒さとはまた違う、身体の芯までだんだん寒さが染みとおってくるような、嫌な寒さだ。

うちにはスチームヒータという便利なもんがあるのだが、最近暖かかったので油断してつかってなかった。今夜も寒いので使おうと思う。スチームヒータの熱はそのままだとまっすぐ上に上ってしまうので、扇風機を一緒につかうとうまい具合に部屋中がぽかぽかする。弱風にしてスチームヒータに風をあてる。これで部屋中ぽかぽか、幸せ気分である。


9. 中秋節

土曜日は”中秋節”で学校はお休み。ラッキーである。普通の人は土曜日はもともと休みだからあんまりありがたくないかもしれないが、週休一日で働いているうちの先生方は久しぶりの骨休みである。で、中秋節に台湾人は何をするかというと、焼肉を食べるのである。どうして中秋節と焼肉が関係あるのか?そういう言われのある話はきいたことがない。今度何かわかったらUpします。で、何処で焼くか?日本人なら川原とか山とか景色のいいところで焼くが、台湾人はなんと道端で焼く。ご存知の方も多いと思うが台湾は2ストのバイクがばんばん走っているところである。あんな排気ガスもうもうのところでよく肉なんて焼けると思う。私は何をしていたかというと、8年ほどまえに師範大学で勉強していたときのクラスメートだったイギリス人が仕事で台湾に来ていたので3年ぶりに再開、中秋節パーティーに誘われる。一番多かったのはスペイン人。一応以前勉強していたのだが、もうさっぱりわからない。単語がちょぼちょぼわかる程度。年寄りになって暇になったらまた勉強してみたい。スペイン人が多いのでみんな歌って踊って大変だ。お酒を飲みながらだから頭にがんがんお酒が回る。他にもいろいろな国の人と知り合いになった。近くに住んでいる人もいるみたいだから今度うちにお招きしてお食事でもと思っている。いろいろな国の人と知り合いになれるのがパーティーのいいところ。日本ではあんまりこう言う機会はないので台湾にいるうちにできるだけ親交を深めていこうと思う。


8. 経済部

ビザの関係で中正祈念堂のちかくにある経済部のビザ審査機関へいきました。1時についたんですが、1時半まで休憩ということでしまっていました。部屋は真っ暗でみんないすで寝ています。実際に開いたのは35分すぎ。質問をしてもまったく話を聞く様子もなく、それはうちの仕事じゃないからわからない。の一点張り。どこに聞けばいいかも教えてくれない。第一話しをするときこちらをみない。紙を突き出すだけ。日本の入管も対応が悪いと日本のメディアでもよく報道されますよね。ああいう直接外国人と接する部署の対応が悪いと、その国に対するイメージが一片に悪くなってしまいます。台湾の経済部も日本の入管もその辺のところをもうちょっと考えてやってほしいと思います。


7. 引越し

うちの学校はいま引越しブーム。こちらでは台北からちょっと離れるだけで超高級マンションに住めるので、みんな良い物件をみつけてどんどん引越ししています。ジム、プール尽き、セキュリティばっちりのの高層マンションに月に日本円で4万円くらいで住めるんですから当然引っ越しますよね。でも台湾人は地下鉄で台北の中心から15分〜20分という距離がとても遠く感じるらしくて敬遠します。台北市内だってバスで同じくらい時間がかかるんですけどねえ。でもそのおかげで私たち外国人はいいところに安くすめるんですけどね。

今日は友達の引越し。こちらの引越しやさんはヤクザみたいなのがいて、たとえば家の下まで荷物を運んで、ここから上は別料金!なんていう業者も多いとのこと。いろいろ調べてこのHPからもリンクのある”崔媽媽”が紹介している一番いい業者に頼みました。
日盛優質搬家公司

軽トラではなくちゃんとしたトラックが来ました。背の高い若い男性が一人、中年の男性が一人。態度もよく、びんろうをかんだり、くわえタバコなどしませんでした。仕事も手早く梱包も含めて30分ほど。移動後の運び込みも早く、4階でエレベーターなしなのに追加料金もなし。運び込み終了後は家具の傷のチェック、運び漏れがないかチェック、運送屋さんの態度に対するアンケートなどを記入して終わり。費用は全部で3500元でした。安いですねー。引越しの様子、梱包の様子を写真にとってHPに載せてありますので見てくださいね!!


6. 鬼も引越し?!

実は9月下旬に引越しする予定です。前々から目をつけていたマンションでいい部屋がありました。このマンションはMRTの終点、新店駅から徒歩5分くらい。36階建て、プール、ジム付き、地下にショッピングモールがあるという超便利な建物なんですが、ここに3LDKで17000元という物件を発見。管理費込みで19000元ですが、同僚の先生と二人で住む予定なので一人9500元。日本円で3,5万。とってもお得です。で、9月の5日に引越ししようとおもって不動産屋と話をすすめていたところ、大家から突然その日はダメ!!とストップがかかりました。理由をきいたところ、なんとその日は旧暦ではまだ7月で、7月は鬼月(ぐいゆえ)だからそのときに引っ越すと鬼が部屋に入ってくるのでだめだとのこと。参りました。そんなことまでは考慮していませんでした。仕方がないので今借りている部屋の大家にお願いして半月延長することにしました。そのほかには特に問題はありませんでした。私が借りる部屋は18階。台北の夜景や山が良く見えるとても気持ちのいい部屋です。これで私の台湾ライフも快適になることでしょう。


5. UCCコーヒー、授業の引き継ぎ、肉丸

今週はいいもの見つけました。UCCブレンドコーヒーです。三越南京店の地下の食品売り場にありました。29元。セブンイレブンで売っている日本のコーヒーは40元近くして、ドトールで普通にアイスコーヒーを買うのと同じ値段だし、でも近くにドトールないし、、、などと葛藤に苦しんでいたんですが、29元ならばっちりOKです。これからあの付近でコーヒー飲みたくなったらこれを買うことにします。ちなみに三越南京店食品売り場にはにぎりセット98元、ちらし98元、うな丼89元などお手軽でそれなりにおいしいメニューが豊富です。http://k-free.com/taiwankero/02-7.htmlにUCCコーヒーの写真を掲載( 私はUCCの回し者ではありません。。。)
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授業の引継ぎ
日本に帰った先生の授業を引き継ぐことになりました。みんなの日本語の48課から。ほとんど中級の終わり。こういうクラスを引き継ぐのは本当にしんどいんです。一週間に2コマ6時間の進度で進んでいるとすると、学生は今のメンバーでもうだいたい一年くらい一緒に勉強しています。こういう人間関係が出来上がっているところに一人で先生として入るのはめちゃめちゃ緊張するんです。大家族の旧家に嫁にいくような気分です。第一課からのスタートだと、みんなお互いに知らないので先生VS学生という構図になる可能性はあまりありません。授業の雰囲気になれるだけで先生も学生も精一杯。むしろこっちは授業の内容にも形態にも慣れているので余裕がある。学生に個別に質問して先生という立場からリーダーシップが取ることもできます。でも学生連合が完全に出来上がっているような今回のパターンだとどうしてもこっちは相手の反応をみたり、どこまで冗談をいっていいのか気をつかいながら授業をすることになる。で、そんな雰囲気を学生に感じ取られたりしたら”こいつだいじょうぶか??”などと学生に思われてします。別に先生はクラスのリーダーである必要なないんですが、やっぱり一応”まとめ役”みたいな立場をとっておかないと収集つかなくなるんです。
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学校の近くの夜市で肉丸(ばーおぁん)を食べました。確か彰化(じゃんふあ)という台湾中部の町の名物だったと思います。肉をでんぷん質の膜で包んだもの。口で説明して
もあの姿を思い浮かべるのは難しい。。。台湾にきたときに食べてみてください。結構おいしかったです。http://k-free.com/taiwankero/に写真を掲載してあります。


4. オンラインゲーム購入

台湾ではオンラインゲームというのものがはやっています。基本的にはパソコンでやるゲームなのですが、インターネット経由でゲーム用のサーバーに接続して、他のプレイヤーと対戦できるゲームです。最近PS2が正式に販売されるようになったのでPS2を買う人も多いのですが、台湾はパソコン生産基地で普及率は高いので新たにハードを買わないでできるネットワークゲームのほうがお手軽なのでしょう。

ネットワークゲームはうちのPCでやってもいいのですが、こっちでは”わんかー”でプレイする人が多いようです。”わんかー”とは”インターネットカフェ”漢字では”網珈(わんかー)”と書きます。インターネットの”網際網路(わんじーわんるー)”とコーヒー”珈琲(かーふぇい)”という言葉をくっつけた言葉です。飲み物付きで一時間いくらでプレイできます。(40元くらいかな?)普通にインターネットをしてもいいのですが、こっちでは主にゲームをするための場所になっています。ちなみに家の下にもこの”わんかー”があって、24時間営業なので結構うるさいです。

台湾人の友達が以前から買え買え言われていたのでついに買ってしまいました。買ったゲームは”Warcraft?”。ブリザードという”ディアブロ””スタークラフト”などのネットワークゲームをつくったアメリカの会社です。私は実はゲームは嫌いなほうじゃないのですが、私が好きなのはドライブゲームとシューティング(ピストルをもって画面の敵を打つようなゲーム)もの。シュミレーション物はちょっと面倒くさいという印象がありました。プレイしてみるとなんとパソコンのスペック不足。メーカー推奨のスペックはなんとかクリアしていたのですが、画面にキャラクターがたくさんでてくるとまともに動かない。しかたなくグラフィックカードとメモリーを購入。なんとか動くようになりました。昨日はじめて台湾人のともだちと対戦したんですが、はっきりいってよくわからない。私の知らないキャラクターや技術がたくさんあるようで、はっきりいって勝負になりませんでした。他の人のプレイを見て研究したり、ネットで調べたりしないといけないんでしょうね。夏は授業が多くてちょっと時間がないので、秋になったらゆっくり挑戦しようと思っています。


3. 自助餐

最近はいつも和食を食べていたんですけど今日は普通の台湾の食事にしようとおもって”自助餐(つーじゅーつぁん)”へ行きました。”自助”というのはセルフサービス。つまりセルフサービスのレストランです。よく学生に”自助餐”は日本語でどういうの?と聞かれます。日本にはああいうお店がないので、”ビュッフェ”とか”バイキング”かなあ?と答えるんですが、あれはホテルとかレストランのですよねえ?だからぜんぜんイメージが違います。そんなこぎれいなものじゃないです。

だいたい説明しますと、金属のトレイにだーっと料理が並んでいます。自助(セルフサービス)といいつつ、お店のおばちゃんが料理をとってくれるお店もありますが、基本的には自分でお皿によそっていきます。お皿は発砲スチロール製。昔は良く洗っていないお皿を使っていて、肝炎になる人が多かったので発泡スチロール製になったと聞いたことがあります。で、最後にご飯をもらいます。ごはんはだいたいどこの店でも大碗(だーわん)、小碗(しゃおわん)といって注文します。大もり、並という意味です。でも台湾人の大もりでも日本人にとってはなみです。日本人はおかずで味をつけてごはんを食べるというイメージですが、台湾人はおかずそのものをがんがんたべるので、それがご飯とおかずの量の比の差になるのでしょう。日本にいった学生が”日本の料理はしょっぱい!”というのですが、そりゃあおかずだけがんがん食べればしょっぱいでしょう。

その自助餐は市場の裏にあるので、たぶん食材が新鮮なんでしょう。おじさんがいい加減そうに作っているのですが、これがなかなかおいしい。市場といっても日本の市場とまた趣が違います。


2. 密集班

台湾の学校は9月からはじまって、6月の終わりごろで一年が終了します。日本だったら中学を卒業、高校を卒業して、進学する前は”さあ遊ぼう!!”という人が多いと思うのですが、台湾ではその間も日本語学校に日本語を勉強にくる人が多いです。日本語学科に進学する学生かな?と思うとそうでもなく、日本語を第二外国語でとろうと思っているとか、日本のドラマが好きだから程度の動機でも休みをつぶして高いお金を払って勉強しにきます。まじめな人たちです。

夏休みに集中して日本語を勉強したい学生が参加するのは密集班というクラスです。夏休み限定で一ヶ月間毎日3時間というハードなクラスです。4週間で”みんなの日本語”の12課まで一気に学習します。ちなみにうちの学校の密集班は約一ヶ月、72時間で8000元くらい。大卒初任給が大体30000元弱ですから、日本だと大体10万円くらいの感覚でしょう。かなり高いですね。

先週の木曜日が初日だったんですが、1日で50音ひらがな、カタカナを終了。想像できますか?まったく見たこともない文字約100個を3時間で覚えなければならない。自分で教えていながらとんでもないカリキュラムだと思います。学生も心身ともに疲労困憊のようす。教える方も疲労困憊。”みんなの日本語”には課の最初にその課で勉強する単語がたくさんならんでいるのですが、このペースでひらがなをちゃんと覚えていない学生に全部覚えろというのは酷というもの。学生には、”自分が必要だ、と思う単語だけ覚えてください。一応授業では全部説明して、その場では覚えてもらいますが、覚えられなくても気にしないでください。”と言っています。

第1課ででてくる”メキシコ”なんて、台湾で日本人と話しても、日本にいって日本語を話しても、まず話題に上ることはないですからね。文型の方が大事だと思うので、そちらに重点をおいて授業をしていこうと思っています。でもあと18回、体力もつかなあ。。。


1. 台風

先週は台風の8号が台湾に来ました。8号は台湾海峡(台湾と中国大陸の間の海)に突然発生して、翌日上陸しました。台湾では台風が上陸すると学校や会社が休みになることがあります。台風の強さによって、政府が決定します。台湾全部が一気に休みになるわけではなく、台風の影響が強そうな地域、弱そうな地域を判断しているようです。台湾ではバイク通勤の人も多いし、いい加減なつけ方をしている看板も多いので、強風でけが人がでることを防ぐためでしょう。日本人の感覚だと台湾で休みというのはちょっと納得がいきませんが、台湾は日本に比べて祝日が全然少ないので実際のところは台風はとてもありがたいです。


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