標高3740mの南湖大山や3417mの合歓山など3000m級の山々が連なる中央山脈を源とし、太平洋に流れ込む急流が長い長い歳月にわたって大理石を浸食して造りあげた大峡谷。天祥まで20kmほど続く険しい大理石の断崖は威厳に満ち、脅威さえ感じてしまいます。峡谷を縫うように走る道路は、およそ50年前、建設中に多くの犠牲者を出して開通させた東西横貫公路。人力で断崖を削っていった、気の遠くなるような難工事。それは人間と大自然の壮絶なドラマであったことが、この道路を走れば容易に想像できます。(以上、るるぶ台湾2001、より)
太魯閣は、花蓮からクルマで30分〜1時間の距離です。ということは、台北からクルマで来ると6時間強掛かります。花蓮まで飛行機か鉄道で行き、そこからタクシーかバスで行くのがベストでしょう。
太魯閣、私の想像以上に壮大で、本当に感動しました。台北からクルマで6時間以上かけて来た甲斐が充分にありました。この壮大さは、ガイドブックの写真では半分も伝わらないでしょう。自分の視界に入りきらないほどの大峡谷、大自然の脅威を感じます。この大自然の中では、我々人類は本当にちっぽけなものだと思ってしまいます。画像でどこまで感動を伝えられるかわかりませんが、とにかく以下の画像を見てください。
ツーリストインフォメーションから見た風景。まだまだ序の口でした。 | 太魯閣から天祥に向かう最初の橋の下では、人々が川で遊んでいます。 | ダムを見ておわかりのように、川の水がコバルトブルーなのです。 |
こんな風にすれ違います。バスが来たら大騒ぎ。 | 人が削って造ったトンネルです。この画像はダブルクリックで大きな画像で見られます。 | 大きな岩岩。上から落ちてきたらひとたまりもないでしょう。 |
天祥(テンシャン)は、立霧渓と大沙渓が合流する地点で、太魯閣観光の折り返し地点です。視界のすべてを覆っていた岩肌に変わり、鮮やかな緑が目に眩しいです。バスターミナルや宿泊施設、土産物店、レストランなどが並んでいます。川の向こうには祥徳寺があり、天祥のシンボル天峯塔が立っています。地蔵菩薩を祭る七重の塔の上から見る渓谷も感動的です。(以上、るるぶ台湾2001、より)