台湾日記

【2月26日】いよいよ本当の初仕事

 7時半から会社が始まるので6時10分に起床し、前日サークルKで買っておいたパンを食べ、6時50分にタクシーで出掛ける。運ちゃんとは言葉が通じないが、名刺を見せればOK。7時15分には会社に到着したが、220元もした。

 自分の席に行き、今回買ってきたEthernetのハブ、Windows2000、データDiscマン中国語辞典、CD-Rなどの備品を机にしまい、買ってきたお土産を配りにいった。イチゴ大福でつろう。。。

 7時半に早速製造技術メンバーだけの朝のミーティング。予想通り、全てが中国語。OHPに出される場合は漢字で意味の予想が付くが、話している内容は全くちんぷんかんぷん。最後に自分の紹介があったので、「Good Morning 早安、我是佐藤」と言ったあとに、ホワイトボードに向かい、名前を漢字で書くことにした。この方が緊張がほぐれる。。。自己紹介の内容は、「私はS社で10年間製造技術に携わっていて、FDD、CD-ROM、DVD-ROM、RWを担当していた。これは、あなた達の製品と殆ど同じなので、私のS社での経験があなた方を助けることが出来ると思う。そして、近い将来、S社やM社、T社、L社などを追い抜いて、世界でNo.1になろう」とはったりをかましておいた。

 自分の机に戻ると、今度はMTC全部の課の進捗会議のような会議が行われた。この会議には、私の直属の上司であるアシスタントVPも出席している。PQA、公務、製造から、次々に進捗と問題点などを発表している。しかし、全部中国語なので、会話の内容は全然分からないし、こちらから話すことも出来ない。自分らしくないけど、ちょっと意がキリキリと痛んだ。

 最後に再び私の紹介になったが、さっきよりも落ち着いていたので、さっきの内容にプラスして、私が台湾を選んだ理由を説明した。「21世紀は中国を中心に経済活動が行われる事は確実で、その場合に台湾は非常に重要な位置づけになる。何しろ中国には15億の人口がいるのだから。。。」と台湾を持ち上げつつも、内心でも本当にそう思っている。しかし、、、やはり、この会社で仕事をして行くには、中国語を如何に早くマスターするかが重要なポイントであることが改めて判った。

 その後、席に戻り自分のPCの環境セットを行ったのだが思うようにいかない。まずは、会社のPCの他に自分のVAIOをネットワークに繋ごうとEthernetのハブを持ってきたのだが、それが使えない。。。諦めてEtherのソケットを見ると2口あったので、VAIOをその片方に繋ぐがダメ、結局これはソケットも生きていなかったからであった。それは別の日に行うとして、VAIOでメールの送受信が出来るようにOutlookの設定を行おうと思うが、サーバーの設定をMISのメンバーに聞くと、なんと、この会社のメールはLotus notesでしか受け取れないらしい。。。

 じゃあ、デスクトップPCに日本語Windowsをインストールしようとするが、このLotus notesは英語版と中国語版しかサポートしていないと思うのでダメとの事。。。ダメ元で、日本から買ってきたWindows2000をインストールしようとするが、言語が違うので出来ないよ、とアラートが出てきてしまった。別に持ってきた日本語版のWindows95からのインストールを試みようとするが、Windows98がインストールしてあるPCにはインストールできないので、これもNG。MISのメンバーには、これじゃ仕事が出来ないと文句のメールを送ったが、明日解決策を持ってやってくるとの事であった。

 他に今日やったことは、食券を買った。20枚で1000元。先週の出張精算をした。Macワールドに行ったのもチャージさせて貰った。尚、日本へ行った場合、日当は1日US50$との事。

 帰りは、同僚のEddie君にバイクで送って貰った。ヘルメットを被って後ろに乗ったが、結構気持ちよかった。明日から、彼は私のためにクルマで来るそうである。感謝。

 今日の晩飯はサークルKのおにぎりとアサヒスーパードライ(40元)、この日記を書き終わったら、中国語の勉強を真剣にやろう。。。

台湾日記・目次に戻る

ホームページに戻る