台湾日記

【3月14日】中国大陸への旅立ち

 今日から中国出張である。生まれて初めての中国大陸、想像すると何だか興奮するが、でも、この出張のためにマレーシアGP観戦を取り止めたのは、やはり残念である。。。あと1週間ずれていてくれれば。。。

 7時半初の飛行機に乗るのに、朝5時に起床し自宅を出発したのが5時20分。家の前でタクシーを捕まえると、前回と同じく言い値で空港まで1,000元。空港に到着して領収書を要求すると、すまなそうな顔をして「領収書が無い」と言うが、「後ろのタクシーから貰って」と言って領収書をゲットした。

 ここで、今回の出張の同行者Mikeと合流。チェックインの後、イミグレの前のレストランで朝飯を食す。シーフードポリッジ(海鮮粥)100元。Cathayに乗ると、何と日本人のスチュワードが機上していた。私は気付かなかったがMikeは早々に気付き、「彼は中国語が出来ないね」と言っていた。でも、このフライト、他にも日本人スチュワーデスも乗っていたのだが、日本発台北経由香港行きだったのだろうか??

 香港に到着し両替をしてから地下鉄に乗り換えて九龍駅に行く。ここで私の大陸行きのビザを取得するのである。空港から九龍までは約20分であったが、この地下鉄は真新しく綺麗で、座席の前には液晶モニターが備え付けられていてニュースなどを見れるようになっていた。

 九龍駅からタクシーで旅行会社へ。何故旅行会社に行くのか不思議であるが、ここでビザの取得手続きを全てやってくれるのである。尚、本当は何回も中国に入れるマルチビザを取得するつもりで行ったのだが、過去に一度も中国に行ってない人は取れないとの事で、今回は1回きりのビザを取得した。出来上がるのは5時45分。約6時間も待ち時間がある。大きな荷物を抱えているのであまり遠出はしたくないが、まずは地下鉄で九龍パークに行き、その後、ホテルのロビーラウンジで休憩して青島ビールを一杯。暫くそこでくつろいだ後、適当なレストランを見つけ、昼飯として「ポークBBQスライスライス」を食べる。中々美味しかった。

 ところで、Mikeは台湾チャイニーズであるが、同じチャイニーズでも香港のチャイニーズとの会話は難しいようである。彼等は広東語を主に話し、北京語はあまり使わない。Mikeが知っているのは台湾語(福建語に近い)と北京語。時々、英語で会話していたのには笑った。だったら私が直接聞くのと変わらないから。。。

 その後は、旅行会社の最寄り駅に戻って、その近くのショッピングセンターで映画を見た。「Pay It Forward」、人のためにいいことをすると、その人がまた人のためにいいことをし、、、ねずみ講式にいいことをする人の数が増えていくという内容であったが、結構面白かった。映画館で映画を見たのは何年ぶりだろう、、、恐らく10年以上かも。

 映画が終わると丁度ビザ完成の時間。晴れて中国行きのビザをゲットし、同じ地下鉄で空港まで戻って空港からはバスの旅である。夕方7時発のバスなのに満員である。このまま寝ていれば、、、と思うのだが、香港のイミグレ、中国のイミグレを通過するたびにバスから降ろされる。尚、深センにある中国のイミグレを通過してからはバスを乗り換えたのだが、ここからは急にお客が少なくなった。ところで、車窓から見ても深センは噂通りの都会だったが、ちょっと離れると、、、やはりここは中国、急に田舎になった。また、香港は日本と同じように左側通行であるが、中国大陸は右側通行。いつの間に変わったのだろうとと思ったのだが、いつの間にか右側通行になっていた。バスの窓から見た印象は、、、バイクの人はヘルメットを被っていない。。。

 9時20分に会社の最寄りバス停(東莞市)である、とあるホテルの前に到着したのだが、ここで約20分待った。実は、会社の運転手も既に到着していたのだが、バスの到着の時間が早かったので、このバスに我々が乗っていたとは思わなかったようで、同じ場所にお互い20分も待っていたようである。

 そこからは、クルマで20分程度。会社の寮に到着した。寮といっても個人の部屋は2部屋で構成されていて、エアコンもテレビも完備している。バスタオルとスリッパが無かったのだが、寮長のベンさんに伝えると、寮のおばちゃんが買ってきてくれた。長旅の疲れ(但し、ビザ発行までの待ち時間が一番長い)を癒しながらトイレでくつろいだ後に流そうとすると、、、トイレが詰まった。。。

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