台湾日記

【4月18日】李登輝

 今週1週間を乗り切ると来週からは中国へ出張。まあ、大した準備もないのだが、事前にSの人達にメールで挨拶したり、今問題になっている不良に関しての情報を収集したりしている。

 ところで、昼飯は会社の食堂で業者が運んでくる料理数品目を自分でよそって食べるのだが、この食堂にあるテレビで毎日台湾のニュースを見ながら食事している。勿論中国語なので私にはわからないのだが、日本{reben)は聞き取れるようになったので、その言葉が出てくると思わず振り返ってどんな内容なのか見てしまう。

 ここ最近のニュースでは、台湾の元総裁「李登輝」の訪日に対して日本がVISAの発給を渋っているニュースをずっとヘッドラインでやっている。心臓病の検査で来日するだけなのだが、中国から李登輝にVISAを発給しないよう圧力がかかっており、日本もはっきりしない態度を示している。

 李登輝は日本の大学(京都大学)を卒業し日本にも長い間住んでいて日本語もペラペラ。勿論、親日家である。中国は、李登輝が日本に行って台湾の独立に関する話をするのを警戒しているようだが、、、事実上、台湾は一つの独立した国と同じなのだが、中国の「一つの中国」に対する主張は執拗であり、色々と複雑な情勢になっている。

 私はこの会社では唯一の日本人、「日本(reben)」が出てきて悪いニュースだったりすると肩身が狭い。。。かといって、変なことをする奴や変な目で見る奴は誰もいませんけど。

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